住まいの読みもの
ふだん使わない食器の置き方
ふだん使わない食器は、しまい込む前に使う場面と取り出す動きを想像すると持ち続けやすくなります。
棚の奥から器を出す日の手間
来客用の小皿を使おうとして、普段の茶碗を何枚もよけながら奥の箱を引き出すことがあります。久しぶりに出した器はきれいなのに、そこへたどり着くまでに棚の中が少し乱れてしまいます。
使う回数が少ない食器は、大切にしまったつもりでも取り出しにくい場所へ行きがちです。出すのが面倒になると、持っていることを忘れ、結局いつもの皿だけで済ませる日が増えます。
使う場面ごとにまとめる
ふだん使わない食器は、形よりも使う場面でまとめると取り出しやすくなります。来客用の湯のみと茶托、季節の小皿、少し改まった取り皿など、同じ日に出すものを近くに置きます。
箱に入れる場合は、中身が分かる短い紙を手前に挟みます。箱を開けなくても場面が思い出せると、必要な器を探す時間が短くなります。
日常の皿を押しのけない場所へ
毎日使う食器の手前に特別な器を置くと、取り出すたびに少しずつずれます。使用頻度の違うものは、同じ棚でも段を分けるか、奥ではなく高い位置へまとめるほうが安定します。
背伸びが必要な場所に置くなら、重い大皿は避け、軽い小鉢や季節の皿にします。取り出す安全さも含めて場所を決めると、使わない食器が暮らしを邪魔しにくくなります。
年に一度は食卓へ出してみる
特別な器をしまい続けると、今の食卓に合うかどうか分からなくなります。季節の食材をのせる日や、お茶をゆっくり飲む日に一枚だけ出してみると、使い心地を確かめられます。
出してみて重い、洗いにくい、数が合わないと感じたら、置き方や持ち方を見直す合図です。使う場面が思い浮かぶ器だけが残ると、棚の奥も風通しがよくなります。
しまうほど使いやすくする
ふだん使わない食器は、奥へ隠すほど大切にできるわけではありません。必要な日に気持ちよく出せる場所を用意することが、持ち続ける理由をはっきりさせます。
次に棚を開けたら、使う場面が同じ器だけを寄せてみます。それだけでも、食器棚はただの保管場所から、食卓を少し広げる場所に変わります。
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